光設計で手がけた、京王線沿線の集合住宅+オーナー住宅&ミニギャラリーの紹介です。

[所在地:東京都世田谷区/家族構成:2人/構造規模:RC造3階建/敷地面積490.4㎡/建築面積:341.15㎡/延床面積:911.10㎡]

 

京王線下高井戸駅から徒歩5分の約148坪の敷地に計画した鉄筋コンクリート3階建ての集合住宅+オーナー住宅です。相続対策での計画で当初はハウスメーカーで進行予定でした。

建築主のMさんにはアーティストの友人がたくさん。その友人たちの発表の場になるようなミニギャラリーを併設したいというご希望がありましたが、ハウスメーカーの案ではうまく取り入れることができなくて困っていました。

ミニギャラリーだけでなく、Mさんには古い民家の建具や蔵戸などを使いながら、珪藻土や無垢の木など手のぬくもりのあるご自宅にしたいというご希望もありました。

光設計はMさんのそんなご希望を伺いながら 、古い民家の建具、ロートアイアンの門扉や手すり、無垢の木や珪藻土を内装に使うこと、屋根の一部を緑化したり、敷地の角地にシンボルツリーなどで地域に緑を提供すること、リビングとミニギャラリーを兼用してローコスト化を計ることなどを提案しました。

その案をMさんにとても気に入ってもらい、それまで進んでいたハウスメーカーとの計画をストップして、光設計との家づくりを行うことになりました。

ギャラリーエントランスの夕景です。珪藻土の塀と鍛鉄の門扉&手すり。

オーナー邸の玄関です。古材の建具をクロークの扉に再利用。下足入れ、ベンチなど大工さんで作り付けにしています。

古民家の蔵戸を建て込んでいます。江戸時代のケヤキの建具です。天井は無垢の杉板貼りです。

リビング兼用のミニギャラリーです。道路から直接入れるようになっています。正面は4枚の古材の千枚格子戸です。

ミニギャラリー靴脱ぎは豆砂利洗い出し仕上げにしています。和室の壁は珪藻土コテ塗りです。

鍛鉄工芸家ページワンの西田さんに製作してもらった鍛鉄の手すりです。

ミニギャラリーには美術館で使うような本格的な可動展示パネルも計画しています。

集合住宅の外観です。手前にミニギャラリーのエントランス。庇には常緑麒麟草を乗せて緑化しています。

建物は1LDK〜3LDKの賃貸住宅13戸とオーナー邸&ミニギャラリーの14世帯から構成されています。

竣工は2019年10月、施工は株式会社 佐藤秀 です。

 

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31WESTは東京の西側(WEST)、京王線、京王井の頭線、小田急線、JR中央線沿線に設計事務所を構えて活動している建築家グループです。